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登録日: 2025年8月25日

記事 (38)

2026年2月15日1
培養食料の美味しさを追求する~風味・脂肪味~
米国タフツ大学の研究チームは、動物の脂肪組織と似たテクスチャーと構造を持つ脂肪組織をラボで大量生産することに成功しました。この成果は、細胞のみから成長した培養肉の生産に適用され、より現実的な食感や風味を実現することができます。 従来の培養肉は、細胞の混合物であり、鶏のナゲットのようなテクスチャーであるため、本物の肉のような食感を再現するのは難しかったが、今回の研究により解決策が見つかりました。研究チームは、卵白と海藻から作られるアルギン酸と微生物転移グルタミナーゼなどの結合剤を用いて、マウスと豚由来の脂肪細胞を平坦な二次元の層から立体的なマスに集積しました。その後、圧縮試験や脂肪酸プロファイルの調査などを行い、自然な肉の脂肪と似たテクスチャーを再現できることがわかりました。 この研究により、細胞農業による肉生産における主要な技術的課題の一つである、大量生産を実現するための培養脂肪組織の開発が進んでいます。 John Se Kit Yuen Jr, Michael K Saad, Ning Xiang, Brigid M Barrick, Hailey DiCindio,...

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2026年2月2日1
培養食料における細胞ソースの技術課題
細胞ソースは培養食料にとって、その根幹に関わる重要な課題です。細胞生物学の研究は主にヒト、マウス、線虫などで行われてきました。ウシ、ブタ、ニワトリの細胞はまだ多少研究がありますが、魚介類の細胞の研究はとても少ないです。どのような方法を使えば培養食料に適した細胞が得られるか、世界の企業では情報の少なさに試行錯誤が続いています。そこには培養食料を支える新たな細胞生物学が求められています。 Maanasa Ravikumar, Dean Powell, Ryan Huling "Cultivated meat: research opportunities to advance cell line development" Trends in Cell Biology, 2024-07-01, Volume 34, Issue 7, Pages 523-526 https://doi.org/10.1016/j.tcb.2024.04.005

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2026年1月26日1
ウシ筋芽細胞を培養できる血清・動物由来成分不使用培地
牛胎児血清(FBS)には細胞の接着や増殖を促進する因子が含まれており、細胞培養において広く使用されています。しかし、FBSは高価であり、また採取には倫理的問題もあります。本論文では、牛筋芽細胞の培養に適した、血清および動物由来成分不使用培地の開発に取り組んでいます。開発された培地は、DMEM/F12を基礎培地とし、L-アスコルビン酸2-リン酸、フィブロネクチン、ヒドロコルチゾン、GlutaMAX™、アルブミン、ITS-X、hIL-6、α-リノレン酸、ならびにFGF-2、VEGF、 IGF-1、HGF、PDGF-BBなどの成長因子で構成されています。本培地は、一般的な血清含有培地の97%に相当する細胞増殖能を示しました。 Anna M. Kolkmann, Anon Van Essen, Mark J. Post and Panagiota Moutsatsou “Development of a Chemically Defined Medium for in vitro Expansion of Primary Bovine Satellite Cells” Front....

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